ネタとか書き殴りとかSSとかの倉庫
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東條晶
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主に青祓、鋼(どっちにしろ弟兄)
ネタとか書き殴りとかSSとかつらつらと
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コミックマーケット81新刊です。
青祓と深山鶯邸事件クロスオーバー。燐が夜を拾って夜に力を上げてうんぬんかんぬんなお話。全年齢ですよ!←
スペースはソ34-a 燐雪におりますです。
表紙サンプル、本文の別サンプルはpixivに載せてますので良かったらご覧下さい。
青祓と深山鶯邸事件クロスオーバー。燐が夜を拾って夜に力を上げてうんぬんかんぬんなお話。全年齢ですよ!←
スペースはソ34-a 燐雪におりますです。
表紙サンプル、本文の別サンプルはpixivに載せてますので良かったらご覧下さい。
毎日が、万華鏡のようだろう?
暫くの時間が流れ、ある日突然そう燐に言われ、夜はペンを止めた。
もうすぐ資格試験だ。その追い込みの真っ最中だったのだが、それは試験には関係ないと思いつつも、夜は記憶をたどる。
「……万華鏡……」
最中が、よく覗いていた筒のような玩具のことだと思い出すまで少し時間があった。
よるも みて
きらきら きれいでしょう?
そういって、自分を膝に上げて覗かせてくれた筒の中はいろいろな色の破片が光を浴びて煌めき、きれいというのはこういうものも指すのかと思いもしたのだ。
「…確かに、いろいろなことが巡るめくある、って感じはします」
「堅ぇ!夜、お前その喋り方何とかなんねーのか」
「無理です、師匠」
「その呼び方もだろ!何度燐って呼べって言ったらわかんだよ!」
「せんせいはせんせいですよ。俺らの顧問じゃないですか。俺にとっては実際に師匠ですし」
「だー!もー!」
この光景をかの大公が見たら必ず言うのだろう。
貴方、似てきましたよ、と。
それはここ暫くのお決まりの文句だ。まるで講師時代の義父そのものだとよく言われ燐が頬を膨らませているところはよく見る。
それほど似ているのか、と問いはしたが、大公は少し悲しげな瞳をして「もう彼を知る者はかのお方を除いて私とあれだけですから、確かめようもないのですよ」と言うものだからそれ以上は聞くことが出来ない。
昔、いったいなにがあったのですか。
などと自分の口から出せる筈もないのだ。この人は、その話が出る度頬を膨らませ、暫くそうしていたかと思うと自虐的な笑みを浮かべて仕方ないよなと笑うのだから。
そんなことを考えていたら、いきなり脳天に酷い痛みを感じて潰れた声を上げる。
「な、なにするんですか!」
「うっせ、よけいなこと考えてただろ。あーあーもう最初は素直で可愛かったのになー何でこんなに思慮深くなっちゃったのかなーもうちょっとバカやってもいいんだぞぅー?」
今度は掌で頭をグリグリと押さえつけられて夜は思わず背後を降り被った。
「悪いことじゃないでしょう?それにこういう風になったのはあなたの教育のたまものです」
「やだ俺より賢くなってるこいつ」
ちぇー、と唇を尖らせている姿を見ていると、永きを渡ってきた魔性であることすら忘れてしまいそうになる。まるで、塾にいる同期達のようなそんな、感覚。
でも、それでも夜にとっては命の恩人であり、全てに於いての師匠であるのだ。
「賢くないですよ。ただの処世術です」
だから、そんな顔をされるとは思わなかったのだ。
「お前やめろよ、その口調、ゆきおか」
「……は?」
聞き覚えのない名前に振り向いた瞬間、燐の表情が見たことのない形に揺らぐ。
しまった、というような感じでもあるのだが、それ以前にいくつもの感情を重ね合わせたような、複雑なそれ。
「……せんせい?」
言葉に疑問の色を乗せれば、その表情に笑みが入り交じる。
「弟のことだよ。話してなかったな」
苦しそうで悲しそうな笑み。時折見える自虐的なそれでもない、どこか慕情を求めるようなそれは、一度も見たことはなかった。
「昔話を、聞いてくれるか?」
そういって、燐は引き寄せた椅子を夜に向け、腰を下ろす。
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